2次元データから3次元データを再構築

双子の違いも見分けます―― 3次元顔認証

2007/07/04

 顔認証は手軽な反面、双子の顔を見分けるなど似たような顔の認識が苦手――、そうした通念を打ち破る「3D顔認証」技術を応用した製品が日本に上陸する。入退室管理システムを手がけるセキュリティデザインは、7月4日から6日まで東京ビッグサイトで開催中の「第2回オフィスセキュリティEXPO」で、「Vision Access」を展示中だ。

va01.jpg 3次元で顔認識を行う「Vision Access」。システムの販売価格は200万円から
va02.jpg 赤外線で格子状のパターンを照射し、そのパターンのゆがみを読み取る

 米A4Visionが開発したVision Accessは、赤外線を利用した顔認識システム。一般的な顔認識システムでは、2次元データから特徴点を抽出してデータベース化するが、Vision Accessは3次元データとして顔を識別する。格子状の赤外線を照射し、そのひずみパターンを2次元として読み取る。これを独自技術のフィルターで3次元データとして再構築する。

 1秒間に10〜20人の認識が可能。動作が高速なことから、正しい登録者の認識に失敗する、いわゆる“本人拒否率”を低めに設定しても十分に実用的な時間内で再認識が成功するという。また、これまで難しかった一卵性双生児についても、誤って本人だと認識してしまう他人受け入れ率は5%程度と低い。

 現在、セキュリティデザインでは国内販売を本格化したばかりでまだ導入済みの事例はないが、米国国土安全保障局、シンガポールの入国管理システムなどで採用されているという。

(@IT 西村賢)

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