BlackBerryで日本語入力ができる
日本語で使える「BlackBerry」リリース
2007/07/17
リサーチ・イン・モーション ジャパンは7月17日、ワイヤレスモバイル情報端末「BlackBerry 8707h」および「BlackBerry Enterprise Solution」の日本語対応版ソフトウェアをリリースすると発表した。従来のBlackBerryではメニュー表示や文字入力で制限があった。日本語環境に対応することで、国内の法人市場における存在感を強めていく。販売は、エヌ・ティ・ティ・ドコモのドコモ法人営業部門が引き続き担当する。
![Research In Motion Limited 写真](black01.jpg)
日本語化の対応範囲は「BlackBerry Device Software」「BlackBerry Enterprise Server」「Enterprise Desktop Software」と関連製品ドキュメント。端末に搭載しているソフトウェアだけではなく、PC端末やサーバのユーザーインターフェイスなどシステムソリューション全体にわたって日本語に対応した。
BlackBerry端末の日本語入力システムには、オムロンソフトウェアのかな漢字変換エンジンを採用した。ローマ字入力機能、予測変換機能、次文節予測機能、20万語強の辞書を搭載することで、日本語による快適な文字入力作業を支援する。
「BlackBerry Enterprise Server」は、グループウェアサーバのメールボックスの内容とBlackBerry端末との同期をとる役割を果たす。シフトJISエンコーディングに対応するなど、ユーザーインターフェイスの日本語化を行うことで、外部グループウェアサーバとのスムーズな連携が行えるようになった。
BlackBerry端末とクライアントPCの情報を同期する「Enterprise Desktop Software」も、日本語のユーザーインターフェイスで利用することができるようになる。
日本語に対応したことで導入企業の幅が拡大する、とリサーチ・イン・モーション リミテッド 日本担当副社長 ジョー・カチ(Joe Caci)氏は、日本市場におけるBlackBerryの普及に期待を寄せる。
カナダの調査会社Ipsos-Reidが5月に発表した調査結果によると、BlackBerryは現在、120カ国(270以上のキャリア)で販売され、900万人を超える契約者を持つ。
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