アジア・パシフィックで7つ目

米オラクルが上海にR&Dセンター設立、ユビキタス技術を重点研究

2007/07/30

 米オラクルは7月30日、アジア・パシフィック地域で7番目となるR&Dセンター「Oracle Asia Research and Development Center (OARDC) Shanghai」を設立したと発表した。北京やソウル、東京などのOARDCと連携し、主にユビキタス関連技術やWeb 2.0関連技術について研究を行う。

 OARDC Shanghaiでは、さまざまなタイプのセンサやデバイスを効率的に管理するためのユビキタス・コンピューティングのフレームワークを研究するプロジェクトが進行中。「Oracle Sensor Edge Server」「Oracle Database 11g」をベースにしたフレームワークで、デバイスからのデータを集約し、ビジネスデータを生成、アプリケーションにデータを送信できるという。

 OARDC Shanghaiは、同フレームワークをベースに日立製作所、日立の中国現地法人と共同でチケット認証システム「R-Ticket」を開発した。日立のミューチップを用いたシステムで、すでに実用実績もあるという。

関連リンク

(@IT 垣内郁栄)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)