Weekly Top 10
生き抜くためのLifeHack
2007/07/30
先週の@ITNewsInsightアクセスランキングトップは、グーグルのマルウェア警告機能についての記事「国内サイトにも警告――グーグルのマルウェア警告機能に存在感」だった。ウイルス感染したモーニングスターのWebサイトは、グーグルの検索結果画面で「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」と警告を受けた。モーニングスターの対応をレポートする記事「ウイルス感染したモーニングスターが『お願い』、グーグルも警告続ける」も8位に入った。セキュリティ関連の記事が相変わらず高い注目を集めている。
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生き抜くためのLifeHack
記者は7月に2週間入院した。C型肝炎の治療のためだ。記者は幼少期に別の病気にかかり、輸血を受けた。その血液がC型肝炎ウイルスに侵されていて、体内にウイルスが入り込んだようだ。記者のケースでは幸い、根治する確率が高いという。入院中に検査を終え、これから約1年間、インターフェロンによる治療を続ける。
あまり明るい話題ではないが、誰もが人生のうちで病気にかかり、場合によっては入院することになる。病の恐怖をまったく感じずに人生を送る人は多くない。その病と入院を若い時期に体験できたのは、いい経験だったと思いたい。
病と立ち向かうときに必要なのは情報――記者は病を身近に感じるようになってから強くそう思う。自らの身体や病の状況、治療の方針、根治の可能性など、医師が持つ情報は多い。医師からその情報をどのように引き出して、専門書やネットの情報と組み合わせてマッピングし、自分の感情とどう折り合いを付けるか。ネガティブな情報を聞いてしまい、眠れなくなることもあるかもしれない。しかし、確実な情報を蓄積し、冷静に判断しないことには、治療に前向きになれないことも確かだろう。
と、ここまで書いて気づくのは病気に対する態度と、ビジネスに対する態度が共通することだ。病に立ち向かうために精度の高い情報が必要なのと同じように、ビジネスにも確かな情報が不可欠だ。必要な情報を効率的に収集し、適切に判断する。情報を共有できるブログなどは有効なツールになるだろう。身体にマルウェアが入ったらグーグルが警告してくれないかな。そんな妄想も抱く。生き抜くためのLifeHackもある。
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