年商100億円以下の10万社がターゲット

価格・納期が従来の3分の1、SSJが中小向け会計パッケージ参入

2007/07/31

 エス・エス・ジェイ(SSJ)は7月31日、年商10〜100億円規模の企業をターゲットにした会計パッケージ「superstream-uno」を8月1日に発売すると発表した。同社の中堅企業向け会計パッケージである「SuperStream-CORE」と比べて、価格、納期とも3分の1で導入できるという。SSJは初年度100社、3年で1000社の販売を目指す。

ssj01.jpg SSJの代表取締役社長 竹内伸氏

 superstream-unoは、SuperStream-COREで最も利用されている財務会計機能と支払管理機能をパッケージした製品。製造、流通、サービスの3つの業種別に設定テンプレートを用意し、短期間で導入できるようにした。現預金・入出金管理機能など12のオプション機能の中から標準で3つを選んで導入できる。価格は同時接続ユーザー1人当たり100万円。標準の導入期間は1〜2カ月で、いずれもSuperStream-COREと比べると3分の1という。

 年間保守料金もライセンス価格の10%とSuperStream-COREと比較して抑えた。保守料金には定期バージョンアップの価格は含まれない。バージョンアップをしない代わりに、ランニングコストを抑えたいという中小企業のニーズに対応した。「成長企業に喜ばれる会計システム」(SSJ 取締役執行役員 商品企画部長 長谷川孝至氏)を目指す。

 SSJの代表取締役社長 竹内伸氏は年商10〜100億円規模の企業が国内に10万社あると指摘。「戦略的経営基盤の構築やIPO目的の中小企業に会計システム導入のニーズがある」と強調した。

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(@IT 垣内郁栄)

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