高成長続く車載向け半導体
業界初のカーオーディオ向けデジタルアンプ、日本TI
2007/08/28
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は8月28日、業界初の車載専用デジタルアンプ「TAS5414」「TAS5424」を量産開始したと発表した。自動車を含めた産業界ではエネルギー消費の低減が求められていて、低電力消費のデジタルアンプにニーズがあるという。カーオーディオでトレンドになっているマルチチャネル化や小型化、高機能化にも対応する。
TAS5414、TAS5424は日本TIの一般オーディオ向けアンプのノウハウを基に開発した製品。4チャンネル内蔵のデジタル・オーディオ向けClass-Dアンプで、90%という高い電力効率が特徴となっている。既存のシステムと比較して低消費電力、低放熱で、小型の8チャンネル・オーディオ・システムを実現できるという。
「TAS5424」を載せた評価ボード
価格は1000個受注時の単価で9.75ドルから。日本TIの執行役員 戦略企画本部長 兼 自動車事業担当 岡野明一氏は「日本の半導体市場(メモリを除く)で最も高成長しているのは自動車向け。日本TIは今後も一番安定して伸びるのは自動車向けと予想している」と話した。
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