Winnyネットワーク上をクロールして情報収集
FFR、任意ファイルを公開するWinnyノードのIPを列挙するソフト
2007/09/04
セキュリティ関連の技術開発やコンサルティングを行うフォティーンフォティ技術研究所(FFR)は9月3日、P2Pファイル共有ソフト「Winny」のネットワークで、指定した特定のファイルの発信者IPアドレスを特定するツール「WinnyRader」を発売した。自組織の情報漏えい対策用として「WinnyRader End User Edition」と、サービス事業者向けの「WinnyRader Service Provider Edition」の2つがあり、ともにLinux上で動作するソフトウェア。いずれも価格は500万円。
WinnyRaderは、Winnyプロトコルで利用されている独自暗号を復号しつつ、Winnyネットワーク上のすべてのノードをクロールし、各ノードが保持するファイル情報を収集・蓄積する。このため、任意のファイルを公開しているノードのIPアドレスを列挙できる。FFRでは、情報漏えいの事後処理や経過観察に有効としている。
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