回答1件あたり200円から
自由回答文データを定量的に可視化するツール公開へ、GAIN
2007/09/06
テキスト解析事業を行うGAINは、アンケート調査の自由回答欄などのテキストデータを解析して可視化するためのツール「Q-Voice Hbrid 集計ツール」を9月10日から同社のWebサイトで提供する。ツール自体は無償だが、手持ちのテキストデータを解析するには同社が提供するサービス「Text Eye」を利用して、あらかじめテキストデータを“コーディング”する必要がある。コーディングは1件当たり200円。
コーディングは、意味のある単位のまとまりごとにコードを付加する処理で、意味的に同類のものに単一のコードを割り振る。慶應義塾大学の深谷昌弘教授とGAINが共同で開発した分析ソフトを用いる。コーディングされたデータは、集計ツールに流し込むことで、定量的に分析することができる。
これまで、各種アンケートやブログといったテキストデータは、データが多くなるほど可視化が難しいという問題があった。GAINでは集計ツールを用いることで、こうしたデータを有効に活用できるとしている。
GAINではこれまで2007年5月から同様のテキスト可視化サービスを行ってきた。今回、ユーザー側での分析の自由度を高めるために専用ツールを公開した。現在、同社では月間100本前後の分析依頼を受注しているが、分析ツールの公開により受注数4割増を目指す。
処理の流れ
分析結果の例
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