BCNが調査

ノートPCが値下げ傾向

2007/09/14

 BCNが9月14日に発表した8月の月間レポートによると、ノートPCは値下げ傾向にあるようだ。秋冬モデル登場前の端境期であるのが要因。ノートPCの販売台数は2007年2月以降、7カ月連続で前年同月を上回っていて、安定した売り上げを記録している。

 レポートによるとA4タイプのノートPCの8月平均単価は12万3000円で6月と比べて7000円の低下。B5タイプも19万8000円で6月から3000円低下した。8月は台数ベースでは前年同期を上回ったが、金額ベースでは下回り、価格の下げ基調は鮮明だ。

bcn01.jpg ノートPCの台数、金額伸び率と単価(BCNのレポートから)

 PCベンダが新しいアプリケーションとして期待している地上デジタル放送チューナーは、ノートPCには搭載が進んでいない。A4タイプのノートPCへの地上デジタルチューナーの搭載は3.7%。ワンセグチューナーの搭載は1.1%。しかもそれぞれの比率は4月以降下落している。BCNは「(A4タイプは)テレビを見るのに適したワイド画面が定着したが、コストアップを避けるためか、チューナーの搭載率は低い」と指摘している。

 B5タイプのノートPCはチューナー搭載率は22.2%と高いが、そのすべてがワンセグチューナー。地上デジタルチューナーの搭載はなかった。

 レポートは国内23社のPC専門店、家電量販店の販売データを分析した。

 

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(@IT 垣内郁栄)

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