会議のための機能やAjax版などを追加
ネオジャパン、ライセンス体系を見直した大規模ユーザー版
2007/09/18
ネオジャパンは9月18日、大規模ユーザー向けのWebグループウェアの最新バージョン「desknet's Enterprise Edition Version 6」(以下、Enterprise Edition)の販売を開始した。Enterprise Editionは、6月にリリースされた通常版「desknet's Version 6」に搭載された「議事録」機能やAjax版を採用した点が特徴だ。
Enterprise Editionは、通常版がおおよそ300ユーザーまでを推奨しているのに対し、より大規模なユーザー向けに提供するWebグループウェア。通常版との主な違いは、通常版がテキストデータベースにのみ対応しているのに対して、大規模向けにOracleやSQL Serverなどの汎用データベースに対応している点にある。
今回発表されたVersion 6では、会議を効率化するための「議事録」機能を搭載し、オプション設定でAjax版と、デスクトップ更新通知機能「Hoppen」を用意した点が特徴だ。議事録機能は、スケジュールや設備予約、レポートといった“会議に必要な複数の機能”を1つに集約したジョブ機能だ。
具体的には、「スケジュール」「Webメール」「ToDo」「回覧板」「文書管理」の各機能と連携している。例えば、会議の目的や議題の明確化のため、会議の前にアジェンダを登録し、議題や決定すべき事項を明確にできる機能や、会議の内容を文書化・共有化する機能として、決定事項や疑問、発言などを文書化して共有できる機能などを備えている。
新たにオプションとして用意されたデスクトップ通知機能「Hoppen」は、Enterprise Editionだけに搭載されている新機能で、Enterprise Editionと連携してdesknet'sで更新されたスケジュールなどの情報をデスクトップ上に通知・閲覧させることができるというもの。スーパーインデックスが提供するネットワーク型ソリューション「フロントカバーシステム」を採用して実現した。ネオジャパン プロダクト事業本部 販売推進部 取締役 部長 小沼尚夫氏によると、「desknet'sを立ち上げておかなくてもデスクトップ上に新着メッセージが届くので、非常に重宝されている。このような要望は、ユーザーから多くあった」とコメントした。
価格は、50ユーザーライセンスで52万5000円から。Ajax版のオプション料金は、50ユーザーライセンスで26万2500円から。Hoppenのオプション料金は、1000ユーザーまでで105万円となっている。小沼氏は、「今回のバージョンでは、ライセンスごとの料金を以前のバージョンよりも細かく設定した。競合他社への対抗策でもあるが、特に300〜1000くらいのユーザー数のお客さまには喜ばれるだろう」と説明した。
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