クローラー精度などアルゴリズムが強み
グーグル、モバイル向けコンテンツ連動広告開始へ
2007/09/18
グーグルは9月18日、これまでPC向けに提供してきたコンテンツ連動広告「AdSense」を携帯電話端末などモバイル機器にも提供すると発表した。10月初旬に開始する。テキスト広告を1画面に最大で2件まで表示できる。PC版に比べて表示文字数が少ないという制限があるが、コンテンツ提供者のWebサイト内をクロールし、内容に関係した広告を配信するという仕組みは同じ。
グーグル ストラテジック パートナー ディベロップメント マネージャー ジョン・ラーゲリン氏
これまでに培ってきたアルゴリズムとバランスが強みで、クリック単価だけを見て短期的に最適化するのではなく、ユーザー、広告主、サイト主催者のメリットのバランスを取っているという。グーグル ストラテジック パートナー ディベロップメント マネージャー ジョン・ラーゲリン(John Lagerling)氏は「広告の連動性に特に注意して作った。例えばクルマのページではクルマに直接関連したものだけでなく、クルマを見る人に向けて広告を出す」という。ラーゲリン氏は、これまで有料コンテンツが主流だったモバイルの世界にも、広告収入モデルで無料コンテンツが増えることで、ユーザーのメリットにもつながるのではと話す。
コンテンツ連動型広告は、すでに2007年2月にオーバーチュアがNTTデータと共同で開始したのをはじめ、これまでにウェブドゥジャパン、エフルートなどが提供している。
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