全文検索エンジンも搭載
住友電工、Ajax対応のJava開発フレームワークの最新版
2007/09/19
住友電工情報システムは9月19日、Java開発フレームワーク「楽々FrameworkII バージョン4.3」の販売を開始した。新バージョンではAjaxや全文検索エンジンが利用が可能になり、ブログ、SNS、Wikiなどを業務系Webシステムに導入するのが容易になったという。
楽々FrameworkIIは、業務コンポーネントを用いたシステム構築が可能で、プログラム設計工数を従来の3分の1まで圧縮できるという。データベースの設計完了後に試作プログラムを自動生成して稼働できるため、Javaでそのままシステムを構築する場合に比べて10分の1の時間で作成できるという。
Ajax対応コンポーネントの「ダイナミック・プレゼンテーション」は、スクロールバーをスライドさせると続きのデータを次々とデータベースから読み込んで画面上に表示させる機能や、検索キーワードを入力する際に、候補キーワードを自動表示しながら徐々に候補を絞り込むことなどのインターフェイスが実現できる。
全文検索の「ハイパー全文検索」は、これまで同社が販売してきた全文検索エンジン「QuickSolution」のコア技術を使用したコンポーネント。通常のデータベース検索では実現が困難な、長いテキスト文字列からの全文検索や、あいまい検索の機能を持つ業務システムを容易に構築することが可能となる。
楽々FrameworkIIは、2002年12月の発売以来、中堅から大企業の情報システム部門やシステム開発会社を中心に約130社で導入実績がある。
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