米バラクーダの調査結果
オープンソースを使う3つの理由と使わない3つの理由
2007/10/03
セキュリティ製品を開発している米バラクーダ・ネットワークスは10月2日(米国時間)、ITセキュリティ担当者に対して行ったオープンソースソフトウェア(OSS)と商用ソフトウェアについての調査結果を発表した。それぞれのメリット、デメリットが浮かび上がる内容だ。
調査は、商用ソフトに対するOSSの強みと、逆にOSSに対する商用ソフトの強みを228人の担当者に聞いた。OSSが優位な点としては80%が価格と答えてトップ。次いでソースコードへのアクセス(57%)とコミュニティのコードレビュー(41%)が入る。価格がフリー、低廉なことはOSSの主要な特徴だが、現場では同時にソースコードが開示されていることやコミュニティベースの開発が評価されていることが分かる。
では、OSSに対する商用ソフトの強みは何なのだろうか。65%はベンダによるプロフェッショナルサービスと回答。次いで、企業への導入のしやすさと自動アップデート機能がともに47%で並ぶ。
だが、これらの商用ソフトのメリットはOSSでも実現可能だ。事実、日本のITサービス企業は競うようにOSSを使ったシステム構築のメニューを拡張している。検証済みのシステム構成を用意するなど導入の容易さも増してきている。商用ソフトがこのメリットを維持できるかは微妙かもしれない。
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