買収したポスティニの技術を統合
Google Appsが法人向け機能を強化
2007/10/04
米グーグルは現地時間の10月3日、先月買収したメールセキュリティ関連の米ポスティニのサービスを「Google Apps Premier Edition」に加えたことを明らかにした。セキュリティ、コンプライアンス、ポリシー管理、メッセージ復元などの機能が加わった。具体的な機能追加は以下の通り。
- 従来から提供されているスパム・ウイルスフィルタに加えて、利用者が設定可能なフィルタ機能
- 集中管理が可能な送信メールのポリシー設定機能。すべての送信メールのフッタに免責事項などのポリシーを挿入することや、特定のキーワードや添付ファイルが含まれるメールの送信をブロックできる
- 利用企業の管理者に、管理対象となるユーザーの全メールを閲覧可能とするオプションの提供
- 誤って削除したメールでも90日以内であれば復活できる機能
これらの機能追加に加えて、各ユーザーのメールボックスの容量が10GBから25GBに増量したほか、既存の企業内のメールシステムとの統合をサポートする機能も強化された。
今回の機能追加は英語版で即日提供開始したほか、来月中には27の言語で利用可能になる。
Google Apps Premier Editionは、Gmail、Google Calendar、Google Talk、Google Docs、Start Pageを含む。今回の変更で追加料金はなく、従来通り1アカウントにつき年額50ドル(日本では年額6300円)。同サービスは現在、3万6000の組織で1100万人の利用者がいるという。
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