「初年度からナンバー1になれる」
オラクル、旧ステレントのECM製品投入
2007/10/10
日本オラクルは10月10日、エンタープライズコンテンツ管理(ECM)製品「Oracle Universal Content Management 10g Release3」(UCM)とほか2製品を出荷開始したと発表した。3製品は米オラクルが2006年12月に買収した旧ステレントの製品で、「Oracle Fusion Middleware」のラインアップに組み込む。
日本オラクルの常務執行役員 システム製品統括本部長 三澤智光氏は、コンプライアンスの高まりなどから、「単なるドキュメント管理以上のことがECMに求められる」と指摘。他社のECMでは機能ごとにリポジトリがバラバラになっているのに対して、UCMでは「シングルリポジトリで、ECM機能をスイートで提供する」と製品の優位性を強調した。
UCMではドキュメント管理に加えて、Webコンテンツ管理やデジタル資産管理、コンプライアンスに基づくプロセス処理などが可能。電子メールやLotus Notesなどの別リポジトリを含めたレコード管理にも対応する。三澤氏は「ホワイトカラーの生産性を上げる」と話した。
UCM以外に提供するのはレコード管理製品の「Oracle Universal Records Management 10g Release3」と、紙文書をイメージ化して処理プロセスを自動化する「Oracle Imaging and Process Management 10g Release3」。価格はUCMがプロセッサ当たり1250万円(税別)など。
三澤氏は国内ECM市場について「たかだか300億円市場。オラクルの参入でこの市場を拡大できる。ライバルは正直見当たらない。初年度からナンバー1のベンダになれる」と自信を見せた。
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