B5ノートPCと同等の設置面積
レノボ、最小デスクトップPC「ThinkCentre A61e」発表
2007/10/10
レノボ・ジャパンは10月10日、B5ノートPCと同等の設置面積を実現したデスクトップPC「ThinkCentre A61e Ultra Small」を発表した。低消費電力のCPUと空冷効果に優れた筐(きょう)体デザインを採用することで、「スイッチが入っているのか分からないほどの静音性を実現している」(同社 製品事業部担当 執行役員 落合敏彦氏)という。
「ThinkCentre A61e Ultra Small」
A61eは幅が275ミリ、奥行きが242ミリで設置面積はB5ノートPCと同等。容積は4.5リッターでレノボのデスクトップPCの中では最小。従来、最小サイズだったM55 Ultra Smallと比べて25%の小型化を実現した。マザーボードはMini ITXを採用した。
CPUはAMDのAthlon X2 デュアルコア・プロセッサ、またはSempron シングルコア・プロセッサを採用。いずれも低消費電力のCPUで、空冷ファンの回転を抑えて静音性を向上させる。日本のオフィス環境に配慮し、「ささやき声ほどの静かな作動音」(レノボ)で動くという。
A61eは搭載CPU、HDD容量別に4モデルを用意。予定価格はSempron搭載モデルが6万4050円。Athlon X2搭載モデルが8万6100円など。パラレル、シリアルポート、フロッピーディスクドライブを搭載しないことで従来のM55と比べて低価格化を実現した。カスタマイズにも対応しない。OSはWindows XP ProfessionalとVista Business。落合氏は「顧客の要望はまだXPの方が多い」と話した。
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