ノークリサーチが調査
3社で全体の6割以上、国内サーバシェアは強者鮮明に
2007/10/12
民間調査会社のノークリサーチは10月12日、従業員が500人から3000人未満の国内中堅、大規模企業を対象にした調査結果を発表した。メインに導入しているサーバのベンダシェアでは、富士通とNEC、日本IBMの3社で全体の60%以上を占めるなど、強者企業の存在感が増している。
メイン導入のトップシェアは富士通で22%。NEC(20.6%)、IBM(19.1%)が続く。日立製作所と日本ヒューレットパッカード(HP)がそれぞれ4位、5位。「その他」内ではデルのシェアが高まっているという。企業の規模別では富士通が「500億円未満」「500億円以上〜1000億円未満」でトップ。対して「1000億円以上」ではNECがトップとなった。
運用管理ソフトウェアのシェアでは日立のJP1が37.5%のシェアでトップになった。日立はサーバシェアでは4位だが、運用管理ソフトウェアでは強さが際立っている。ノークリサーチは「大企業・大規模企業での運用管理でのJP1の実績が高いことは周知の事実だが、中堅・大規模企業でもJP1は『利用中』『利用したい』『検討中』いずれの項目においてもシェアが高い結果となっている」としている。
運用管理ソフトウェアのシェア2位は富士通のSystemwalker。3位はIBMのTivoliで、4位はHPのHP Softwareだった。
また、調査では企業が今後1年以内に取り組みたいとしているITキーワードについても聞いた。運用管理系への興味が各社とも強く、トップは「セキュリティ強化」(個人情報漏えい防止、コンプライアンス強化)だった。次いで「会計監査など『業務単位』の内部統制」や「ログ監視・収集など『OS/ミドルウェア単位』の内部統制」が入った。
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