現在の2GBから10月中に4GB、年明けには6GBに増量か
Gmail、2038年には43GBに増量!?
2007/10/15
米グーグルはGmailで使えるメールボックスの容量を増量する計画を明らかにした。米国時間の10月12日にGmail開発担当者のロブ・シームボースキ(Rob Siemborski)氏が公式ブログで明らかにした。10月中にも現在の2GBから4GB程度に増量する見込み。
2005年の4月に“Infinity+1”と名付けられたストレージ計画を発表。そのときどきで可能なディスク容量をユーザーに提供するとしていた。シームボースキ氏はブログのなかで、「それでもヘビーにGmailを使っているために容量不足に陥るユーザーがいる。だから約束を果たすためにも、カウンターの速度をスピードアップし、より多くの無償ディスクスペースを提供することを本日発表いたします」と述べている。
Gmailのログインページには無償アカウントで利用できるメールボックス容量が表示されている。この容量は刻一刻と値を変えている。この計算式が今回改変され、目視で確認できるレベルでも増量のペースが速くなっているのが分かる。この値はJavaScriptで計算されているため、コード中に埋め込まれた数値を見ることで今後のグーグルの増量計画を推測できる。該当する部分は以下の通り。
// Estimates of nanite storage generation over time. var CP = [ [ 1175414400000, 2835 ], [ 1192176000000, 2912 ], [ 1193122800000, 4321 ], [ 1199433600000, 6283 ], [ 2147328000000, 43008 ], [ 46893711600000, Number.MAX_VALUE ] ];
左側は1970年1月1日を起点として秒数をカウントアップした、いわゆるエポックタイム、右側は容量。このテーブルに従えば、10月11日に2912MBとなるところ、10月23日に4.2GB、2008年1月4日には6GBとなることが分かる。さらにテーブルには2038年に42GB、西暦3456年にはJavaScriptの数値オブジェクトが扱える最大の値、というジョークメッセージらしきものも書き込まれている。
個人向け無償アカウントでの保存容量増量に合わせ、現在2GBとなっているGoogle Apps Standard EditionとEducation Editionの保存容量も増量するという。
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