最新の変換エンジン搭載

Linux向けATOK、ジャストシステムが3年ぶりに発売

2007/10/16

 ジャストシステムは10月16日、Linuxディストリビューション向けの日本語入力システム「ATOK X3 for Linux」を11月30日に発売すると発表した。Linux向けATOKのバージョンアップは3年ぶり。

 X3は「ATOK 2007」の変換エンジン「ATOKハイブリッドコア」と辞書、機能を搭載した製品。Windows版やMac版のATOKと同様の変換精度を実現するという。前後の文節から意味を判断し、候補ウィンドウに表示される第2候補以降の順序を動的に切り替える「最適候補提示機能」を搭載。少ない作業で目的の単語を入力できるという。

 同音の単語の変換時や間違えやすい表現の使用時に解説を提示して注意を促す機能や、ビジネス文書の作成時にくだけた表現の使用を指摘し、訂正する機能、謙譲語と尊敬語の混同などを指摘する機能などを搭載する。

 価格はパッケージ版が1万2600円(税込、以下同)。ダウンロード版は7350円。法人向けのライセンス販売は1ライセンスが8400円など。既存ATOKユーザー向けの優待版も4725円(ダウンロード版)で用意する。

 必要バージョンはLinuxカーネルが、2.6.9以上。glibcが2.3.4以上。X.orgが6.8.2以上。GTK+2が2.4.13以上。ディストリビューションは「Red Hat Enterprise Linux 4.5 WS」「Red Hat Enterprise Linux 5 Desktop」「Turbolinux FUJI」「SUSE Linux Enterprise Desktop 10」に対応する。利用できるデスクトップ環境はGNOMEまたはKDE。

(@IT 垣内郁栄)

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