インフォテリア・オンラインが提供
企業システムのインターフェイスはオンライン表計算サービス
2007/10/22
インフォテリアの100%子会社であるインフォテリア・オンラインは10月22日、オンラインの表計算サービス「OnSheet」を開始したと発表した。個人向けは無料で、法人向けは月額500円から。
500以上の関数をサポートし、36種類のグラフ機能が利用可能。表計算ツールとしての能力では、マイクロソフトのエクセルに及ばないが、同社 代表取締役社長 藤縄智春氏は「目指しているものが違う」とし、エクセルとの競合を否定した。
同社が展開するマーケティングのユニークなポイントは、表計算サービスを、“企業システムのインターフェイス”と表現した点である。親会社のインフォテリアは、データ連携ツール「ASTERIA」の開発・販売を事業の中心に据えているが、今回、インフォテリア・オンラインがオンラインで表計算サービスを提供する背景には、インフォテリアから継承したデータ連携サービスのオンラインでの強化という狙いがある。
インフォテリアのデータ連携技術をベースに、インフォテリア・オンラインは「OnSheet パイプライン」を開発した。インターフェイスに表計算サービスのOnSheetを活用しながら、社内外のさまざまなデータを連携、管理することが可能な法人向けサービスである。ユーザー企業専用のOnSheet環境をデータセンター内に設置し、ユーザー組織をサイト間VPNで接続する。これまでCSV経由で手動処理していたデータ連携作業が、オンライン上でセキュアかつスムーズに実現できると同社では説明する。
個人向けを無料とし、ユーザー数の拡大と共に市場での認知度向上を目指す。法人向けの事業の成功は、個人ユーザー数の増加と認知度の高まりが基盤になると藤縄氏は話す。β版のユーザー数は約1万人。3年後の売上目標を10億円とする。
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