帳票ソフトウェア「BIP 10」をリリース
PFU、ユーザーニーズが多かったExcel対応帳票ソフト発売
2007/11/06
PFUは11月6日、帳票ソフトウェア「BIP 10」の販売を開始した。ユーザーニーズの多かった「Excel形式による帳票」を新たにサポートしたほか、スキャンしたデータを自動的に認識する「インテリジェントデザイン機能」などを搭載した。
BIPシリーズは、1993年から販売を続けている帳票ソフトウェア。最新バージョンとなるBIP 10では、新たに「帳票データに検索キーを付与する機能」や「Excelファイル出力機能」「帳票項目の自動生成機能(インテリジェントデザイン機能)」などを追加した。
帳票データに検索キーを付与する機能は、帳票を取り込む際や帳票作成時に帳票データから検索キーワードを自動的に抜き出して付与する機能。検索キーワードを付与した状態で文書管理ソフトウェアに格納するので、文書の検索性が大幅に向上するという。
また、従来のPDF形式での帳票出力に加え、新たにExcel形式での帳票をサポート。帳票データをExcelデータとして分析に活用することができるほか、ユーザー自身が運用に合わせて帳票フォーマットをカスタマイズすることも可能になった。
新しいデザイン機能では、帳票生成時に帳票の各項目の要素を自動的に解析し、その項目に合ったテストデータを自動生成する。例えば、既存の帳票をスキャナーで取り込んだ際に、けい線や文字を自動的に認識してテストデータを「×××」などで埋める。従来はこの作業を手動で行っていたため、開発効率を大幅に改善することができるとした。
BIP 10は、開発用の「BIP 10デザイナ」、印刷機能を提供する「BIP 10ランタイム」、サーバ上での印刷などを行う「BIP 10 Standard Edition」、上級バージョンとなる「BIP 10 Professional Edition」の4種類を提供。価格は4万円から。
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