米クロックワーク製品

バグ・脆弱性検出ソフトを発売、丸紅

2007/11/08

 丸紅情報システムズは11月8日、米クロックワークと販売代理店契約を締結し、同社が開発する障害・脆弱性ソースコード検出ソフトウェア「Klocwork K7」の国内販売を開始した。Eclipse、Microsoft Visual Studio、IBM Rational Application Developer、Wind River Workbenchなど主要な統合開発環境をサポートする。価格は240万円(税抜き)から。自動車、家電、モバイルなどの組み込みソフトや企業向け業務アプリケーションを開発する企業を対象に、初年度10社以上の販売を目指す。

 バグや脆弱性につながる記述パターンのデータベースを基に、Java言語やC/C++言語で記述されたソースファイルを調査し、潜在的な問題の数量と内容をレポートする機能を持つ。また、ソフトウェアの構造やアーキテクチャを視覚化する機能を備える。

 複数のソースファイルで構成されたソフトウェアも自動でソースファイル間の関係性を解析して問題点を検出する。検出した脆弱性や欠陥情報、誤検出情報は自動でデータベースに蓄積され、開発チーム全体で共有できるという。

 Klockwork K7は2001年の発売開始以来、ワールドワイドで200サイト以上に導入された実績がある。モトローラではクロック市場に出たバグの数を3分の1、品質保証テストでの欠陥レポートを半分に減らすことに成功したという。

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(@IT 西村賢)

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