基幹システム向けに仮想化機能を強化

日本語キーボードにも対応、「Red Hat Enterprise Linux 5.1」リリース

2007/11/13

 レッドハットは11月13日、企業向けLinux OSの最新バージョン「Red Hat Enterprise Linux 5.1」をリリースした。ミッションクリティカルなシステムでの利用をにらみ、仮想化機能の強化やファイルシステムのサイズ拡大などが図られている。

 バージョン5.1では、ハードウェア側による仮想化機能のサポート拡大を受け、IA64アーキテクチャおよびAMDプロセッサの仮想化機能「AMD-V」でのXenサポートが図られた。同時に仮想マシンの管理機能も強化されている。GUIを通じて構成管理が行えるほか、libvirtによる仮想マシン起動のサポート、live migrationによる仮想サーバの移動などが可能だ。

 さらに、ファイルシステムサイズの上限が、従来の8TBytesから16TBytesへと拡大された。また、日本語キーボードへの対応など、いくつかの問題も修正されている。

 価格は、2CPU/ソケットまでのRed Hat Enterprise Linux 5.1が10万1640円から、CPU数に制限のない「Red Hat Enterprise Linux 5.1 Advanced Platform」は20万4750円から。またクライアント向けの「Red Hat Enterprise Linux 5.1 Desktop」は、1CPU25台分で28万8750円からとなっている。なお、サブスクリプションを購入しているユーザーは無償でアップグレード可能だ。

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(@IT 高橋睦美)

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