電源監視や仮想化環境監視など

デルがサーバ管理ソフトを強化

2007/11/15

 デルは11月15日、サーバ管理ソフトウェアの最新版「Dell OpenManage 5.3」の提供を開始すると発表した。x64系サーバ「PowerEdge」シリーズの中・上位向け機種に無償で標準添付されるもので、サーバ・ストレージ、ネットワーク、クライアント製品によって構成されたシステムを統合管理するソフトウェア。システム導入時のセットアップから、運用状況の監視、障害の発見と対処、BIOSやドライバアップデートの実施などの機能を持つ。

 OpenManage 5.3では管理コンソールの簡略化のほか、新たに「業界標準のPMBusベースの電源監視」「仮想化環境の監視」の機能が追加された。

 電源監視機能を使うと、サーバ単位やシステムグループ単位ででリアルタイムな消費ワット数や、消費アンペア数を確認できるほか、電力消費量があらかじめ設定した値を超えるとアラートで管理者に知らせる機能などを持つ。監視データは業界標準のデジタル電源制御プロトコル「PMBus」の仕様に基づき、他社製機器をOpenManageで管理することができる。

 仮想化環境の監視機能として、ヴイエムウェアの仮想化ソフトウェア「VMware ESX Server」の監視、およびアラート発信機能を備える。ゲストOSのリソース状況の管理・監視も標準で行える。

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(@IT 西村賢)

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