リッチクライアント言語「Curl」利用

Visual BasicアプリをWebアプリに自動変換、カール

2007/11/22

 カールは11月21日、マイクロソフトの「Visual Basic」で開発したクライアント/サーバ(C/S)型のアプリケーションを、リッチクライアント対応のプログラミング言語「Curl」を使ったWebアプリケーションに自動変換するツール「V2C」を開発したと発表した。

 V2Cはカールと親会社の住商情報システム、カールのパートナー企業らが提供するマイグレーションサービスで利用する。V2Cを使うことで手作業に比べて50%のコストでC/SからWebアプリケーションに移行できるとしている。

 V2Cはアプリケーションの中で自動変換できる率を測定するアセスメントツール、アプリケーションの画面コンポーネントを自動変換するツール、ロジックコンポーネントを変換するツール、既存データベース資産と連結するためのツールの4種で構成する。

 V2Cは画面とロジックを自動変換可能にすることでマイグレーション作業を少なくする。画面部分の自動変換率はほぼ100%。ロジック部分の変換率は、アプリケーションに組み込まれた固有コンポーネントなどへの対応によって左右されるが、60〜90%を実現するという。アセスメントツールを使うことで、Webアプリケーションへの変換に必要となる開発工数を見積もることができる。

関連リンク

(@IT 垣内郁栄)

情報をお寄せください:

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ


- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

「AIによる顧客体験(CX)向上」に懐疑的な見方が広がる――Qualtrics調査
Qualtricsが実施した年次グローバル調査から見えたカスタマーエクスペリエンス(CX)の現...

2025年のSNS大予測 AIの時代に「ソーシャル」はどう変わる?
もういくつ寝ると2025年……と数えるのはさすがに気が早いかもしれないが、それでも2024...

SEOで陥りがちな失敗は「アルゴリズム変更に対応できなかった」が最多に 原因は?
SEOの成功には何が必要なのか、失敗経験者へのアンケートで浮き彫りになったこととは……。