NEC「WebSAM」で実現

5分以内でバックアップに切り替わるiモードシステム、さらに時間短縮へ

2007/11/22

 NECは11月22日、運用管理ソフトウェア「WebSAM」を強化し、同ソフトを採用するNTTドコモのiモードシステム「CiRCUS」のバックアップ切り替え時間の短縮を実現したと発表した。障害時にバックアップセンターに移すシステムの範囲をより柔軟に設定可能にし、効率的に移行できるようにした。

 iモードの電子メール機能、iモードゲートウェイ機能を提供するCiRCUSは2003年2月に稼働。1秒間に2万5000通、インターネットアクセスは1秒間に5万件の処理が可能。1日の総処理数は65億件で世界でもトップクラスのデータ処理施設となっている。UNIXサーバ400台が稼働している。

 2003年10月にはメインセンターと同等の機能を持つバックアップセンターが完成。メインセンターとバックアップセンターは常にデータが同期され、メインセンターに障害が起きた場合は5分以内にバックアップセンターに処理が切り替わるようになっている。

 今回の機能強化ではWebSAMを使ってサーバの監視機能、障害部分の特定機能を向上させた。より細かな監視が可能になり、障害時のバックアップセンターへの移行を柔軟にできるようにした。NECによるとWebSAMはCiRCUSの稼働当初から利用されている。

(@IT 垣内郁栄)

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