約14秒が約7秒で起動可能に

ARMで“瞬間起動”、TPが組み込みLinux高速起動ソリューション

2007/12/19

 組み込みLinux向けソリューション事業を行うトライピークスは12月19日、同社の主力製品「TP InstantBoot Version 1.0」をARMアーキテクチャ向けに対応した「TP InstantBoot Version 1.0 for ARM architecture」を発売した。TP InstantBootは、システムのメモリ状態やCPUのレジスタ状態をスナップショットイメージとして保存し、電源投入時にスナップショットからシステムを復元することでLinuxカーネルやアプリケーションの起動を高速化するソリューション。カーネルやアプリケーションのチューニングが不要。

 TP InstantBootは2006年5月に第1弾のMIPS版がリリースされ、その後、2007年11月にx86版、同12月にPower版と対応アーキテクチャを増やしてきた。今回新たにモバイル機器、デジタル家電、車載情報端末などARM採用の組み込みシステム開発を行うニーズに応えた。今回のARM対応ではARM向けの最適化も行っており、標準的なLinuxディストリビューションのブートローダから組み込み向けウィンドウシステムのNano-Xまでの起動時間を、約14秒から約7秒に短縮することができるという。

(@IT 西村賢)

情報をお寄せください:

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ


- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年1月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

Hakuhodo DY ONEのDMP「AudienceOne」とTrue Dataが連携 何ができる?
ドラッグストアや食品スーパーマーケットの購買データを活用した精緻なターゲティングや...

転売目的の不正注文を出荷前にAIが判別 売れるネット広告社がD2C事業者向けにツールを提供
売れるネット広告社は、不正注文によるD2C事業者の損失を防ぐ新たなサービスを提供開始し...