新プロジェクト「Weave」発表

Firefoxもクラウドコンピューティング対応に

2007/12/25

 Mozilla Foundationの研究部門Mozilla Labsが、ブラウザとオンラインサービスの統合を強化する新プロジェクト「Weave」を立ち上げた。

 このプロジェクトは、Firefoxのユーザー体験を強化し、ユーザーが個人情報をよりコントロールできるようにし、開発者に革新的なオンラインサービスを構築する機会を提供することが目標という。

 Weaveでは、ユーザーはオンラインにブックマークや履歴などのメタデータを保存して、それをオンライン経由でどこからでも利用できる。メタデータを友人や家族、第三者と共有することも可能だ。

 12月21日にリリースされたWeave 0.1では、基本的なフレームワークとサーバサイドの機能、単一のオンラインサービス提供者に対応した認証、複数クライアントからサーバへのブックマークと履歴の同期化を提供し、デフォルトですべてのユーザーデータが暗号化される。利用するには、Firefoxのバージョン3.0ベータ2以上が必要。

 2008年初めにはバージョン0.2をリリース予定で、開発者向けWebサービスAPI、特定のメタデータへのアクセス権管理などを盛り込む予定という。

weave01.jpg ブックマークなどユーザーのメタデータをネット上のクラウドに保存する

(ITmedia)

情報をお寄せください:

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ


- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

勘違いマーケター戦慄 消費者の約半数は「広告主に無視されている」と感じている件
「データに基づく顧客理解」「ハイパーパーソナライゼーション」などマーケティングかい...

AI・ARで「探索」 人より商品とつながるSNSの行く末――2025年のSNS大予測(Pinterest編)
ビジュアル探索プラットフォームとしての独自の道を進み続けるPinterestはもはやSNSでは...

「お年玉はキャッシュレスでもらいたい」が初の3割越え あげる側の意向は?
インテージが2025年のお年玉に関する調査結果を発表した。