オープンソース版を機能強化して製品化
サイオス、コスト分析もできるプロジェクト管理Webアプリ発売へ
2008/01/16
サイオステクノロジーは1月16日、プロジェクト管理Webアプリケーションソフトウェア「ProjectKeeper Professional」を2月4日に発売すると発表した。価格はプロセッサコアライセンス方式で1コア当たり200万円、年間サポート料30万円から。1月17日から発売日の2月4日まで、ベータ版を公開する。動作環境はRed Hat Enterprise Linux、SUSE Linux Enterprise Server、Oracle Enterprise Linux、Windows Server 2003。アプリケーションサーバとしてWebSphere、データベースサーバとしてDB2を同梱する。
ProjectKeeper Professionalは昨年7月に公開したオープンソース版の「ProjectKeeper」をベースに新たに追加開発を行い有償化した製品。オープンソース版と同様に工程、スケジュール、要員、進捗の管理や帳票出力を備えるほか、新たにコスト管理とコミュニケーション管理機能を追加し、プロジェクトのより総合的なマネジメントが可能になった。
コスト管理機能として具体的に、プロジェクトにかかる原価予算実績分析や、プロジェクトの進捗を日時ではなく金額や指数で表現する「EVM分析」などが行える。
コミュニケーション機能として、掲示板機能、メッセージ機能のほか、プロジェクトで発生した課題と対応状況をメンバー間で共有するための課題管理を備える。
プロジェクト管理ソフトウェアは他の業務ソフトに比べて普及が遅れている分野。ERPとの連携や内部統制に対応した高価な製品がある一方、Excelを使ったプロジェクト管理や、ローカルPCベースの安価な製品に市場が二分している。このため同社は「安価なサーバ製品がなく、中間に空白地帯がある」(取締役社長 喜多伸夫氏)と見ているという。
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