脱IBMで独自開発
レノボ、同社初「Think」ブランドのワークステーション発表
2008/01/22
レノボ・ジャパンは1月22日、同社初のワークステーション「ThinkStation S10」「ThinkStation D10」の仕様を公開し、S10の受注を開始したと発表した。ThinkStationはIBMからPC事業を買い取ってから初めての「Think」ブランド。「レノボのために、レノボがゼロから設計した」としていて脱IBMを強調している。
レノボのアジア太平洋地域担当 製品事業部ディレクターのクリス・ケリー(Chris Kelly)氏はThinkStationについて「IBMから買い取った事業ではなく、デスクトップPCのThinkCentreからも独立している」と述べ、独自開発を訴えた。
ThinkStationシリーズは、CADソフトウェアを使うエンジニアやデジタルコンテンツを作成するデザイナー、金融アプリケーションを利用するユーザー向けのワークステーション。パフォーマンスや信頼性など「ハイエンドユーザーのニーズに対して高性能な製品を提供する」(レノボ・ジャパン代表取締役社長の天野総太郎氏)ことを目的とする。
プロセッサはインテルのCore 2 Duo、Extreme、クアッドコアXeonをサポート。グラフィックチップはNVIDIA Quadro。SATAとSASドライブを使ったRAIDが可能。Windows XP Professional、Vista Businessのほか、Red Hat Enterprise Linuxをサポートする。
S10はCPUを1基載せるタイプ。Core 2 Duo、Extremeを搭載するモデルを用意する。D10は2基のCPUを載せられるタイプでクアッドコアXeonを採用する。価格は、S10が18万 6900円(税込、以下同)から。D10は37万8000円からなど。出荷開始はS10が1月末以降、D10が3月下旬以降。
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