3GB、ブログの利用法を変えるか
ブログサービス「WordPress.com」が容量60倍に、Amazon S3を利用
2008/01/22
ブログホスティングサービスの「WordPress.com」は1月21日(米国時間)、無償のホスティング容量を従来の50MBから3GBに拡張したと発表した。WordPress.comは、オープンソースのブログツール「WordPress」を運営する米Automatticが提供している。日本語版サイトもある。
Automatticの設立者であるMatt Mullenweg氏がブログで発表した。同氏はホスティング容量の拡大によって、「ブログをリッチメディア化する自由を人々に提供したい」としていて、ブログスペースの大容量化で動画や音楽、画像などのブログへの掲載が増えるとしている。「Gmailが電子メールに対する人々の考えを変えたのと同じ方法」とも記していて、ブログの大容量化が人々のブログの利用法を変えると見ている。
ホスティング容量の拡大はファイルシステムの開発などに加えて、米アマゾンが提供するストレージのWebサービス「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)を活用し、実現したという。S3はオンラインストレージサービスの「Dropbox」も使っている(参照記事)。WordPress.comではオプション料金を支払えばさらに5GBまで容量を拡大できる。
Mullenweg氏はブログエントリの中で、米グーグルのBloggerや米シックス・アパートのTypePadのホスティング容量の少なさを指摘しているが、日本ではすでにニフティが「ココログ」で2GBの容量を無償で利用できるようにしている。
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