2、3時間のフルムービーを提供

au、“LISMO Video”で映画コンテンツ配信へ

2008/01/28

 KDDIは1月28日、春商戦向けラインナップ10機種を発表した。高機能モデルでは、大型の有機ELディスプレイ搭載と、500万画素の本格的デジカメを搭載したソニー・エリクソンのモデルが目を引く。

 「W61SA」は有機EL搭載端末としては最大画面サイズとなる3.0インチWQVGA(240 ×432ドット)を搭載したモデル。スライド式ボディで閉じたときにボタン類が完全に隠れ、ディスプレイだけが露出する「フルフロント」スタイルを採用した。タッチセンサー搭載で、ワンセグやLISMOの操作ができる。

 「W61S by Sony Ericsson」は、光学3倍ズーム、手ぶれ補正、ISO1600の高感度撮影、顔検出機能などに対応する500万画素デジカメを搭載したモデル。構図の中から顔を検出してピントと明るさを調整する顔認識や、被写体の笑顔を自動的に撮影する機能を搭載した。また、撮影した写真をあらかじめ設定したブログやSNSへアップロードする機能も備える。

kddi01.jpg

LISMO Videoを発表、2、3時間のフルムービーを配信へ

kddi02.jpg LISMO Videoについて発表する取締役執行役員常務 コンシューマ事業統括本部 本部長 高橋誠

 「ケータイは、もはや単体の機能では語れない。利用シーンを想像して、楽しんでいただける製品やサービスを提供していく」(取締役執行役員常務 コンシューマ事業統括本部 本部長 高橋誠)。こう語るKDDIが取る次の大きな一手がビデオ配信だ。

 これまで提供してきた音楽配信サービスのLISMOに加え、今春には「LISMO Vidoe」を立ち上げる。先週、NTTドコモがグーグルと提携してYouTubのようなCGM映像を取り入れる発表を行ったのを意識するかのように、高橋氏は「2、3時間の映画を30fpsの映像できっちり見ていただく」と話し、ネット向けに編集されたショートムービーやトレーラー映像ではなく、映画や海外ドラマなどの映像コンテンツ配信事業に本格的に取り組む方針を明かした。コンテンツ提携やダウンロード方法、料金に関して詳しいアナウンスはなかった。

 今回発表された10機種中、4機種が有機ELディスプレイを採用している。液晶ディスプレイに比べて、有機ELディスプレイは解像度が低い代わりに動画表示の性能や、色再現性に優れる。情報系アプリケーションでは解像度が重要だが、映像系コンテンツでは有機ELディスプレイが有利だ。有機ELディスプレイを多数投入してきた点に、映像コンテンツに力を入れる同社の意気込みがうかがえる。

“ワイヤレスミュージック”でスポーツを提案

 音楽関連では“ワイヤレスミュージック”をキーワードに、Bluetooth搭載モデルに力を入れる。昨年末に発表され、出荷が遅れていたモデル「W56T」「W54S」「W54SA」を入れると、春商戦モデル13機種中5機種でBluetoothに対応する。若者向けファッションブランドと手を組んでヘッドセットなどのアクセサリー類も用意する。

 ワイヤレスでの音楽試聴というライフスタイルと併せて、新たにスポーツサポートサービス「au Smart Sports」の提供を開始する。第1弾として「Run&Walk」を提供。ランニングやウォーキング時のコースや消費カロリーをケータイ上で表示し、PCとケータイで見られるWebサイトでデータを管理できる。

kddi03.jpg Bluetooth搭載モデルを増やし、“ワイヤレスミュージック”を訴求
kddi04.jpg au Smart Sports Run&Walkでは、GPSと地図を使ってランニングやウォーキングのコースや消費カロリーを確認できる

 今回発表された機種と主な特徴は、以下の通り。

W61SA(サンヨー製)3.0インチワイド有機ELディスプレイ搭載。タッチセンサーでワンセグやLISMOを操作。Bluetooth対応
W61T(東芝製)2.8インチQVGA有機ELディスプレイ搭載。Smart Sports Run&Walkをプリセット。Bluetooth対応
W61S(ソニー・エリクソン製)光学3倍ズーム500万画素カメラ搭載。手ぶれ、顔認識機能などに対応。Bluetooth対応
W61CA(カシオ製)500万画素デジカメ搭載。IPX5、IPX7相当の防水性能を備える。
W62SA(サンヨー製)2.8インチWQVGAのIPS液晶搭載。X5、IPX7相当の防水性能を備える。
W61H(日立製)背面に電子ペーパーを搭載(ケータイでは国内初)。95パターンの図柄を表示する。
W61K(京セラ製)幅47mmのスリムボディ。パネルのイルミネーションで20パターンの光の動きを選択可能。
W61P(パナソニック製)12.9mmの薄型ワンセグケータイ。ワンプッシュオープン機能搭載。
W62S(ソニー・エリクソン製)KDDI初のGSM対応ケータイ。世界約180カ国・地域で音声通話のほか、メール送受信、EZwebなどが利用可能
W61PT(パンテック&キュリテル製)女性用バッグのようなアクセサリー感覚のデザイン。薄さ14mmの小型。

関連リンク

(@IT 西村賢)

情報をお寄せください:

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ


- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

ウェルビーイング調査 今後最も力を入れたい分野は「身体」、優先度が低いのは?
ASAKO サステナラボは、独自の「60のウェルビーイング指標」により生活者の充足度を数値...

10代の7割超がショート動画を「ほぼ毎日見ている」――LINEリサーチ調査
LINEリサーチは全国の男女を対象に、ショート動画に関する調査を実施しました。

自社の変化に対して行動する従業員はわずか2割 なぜそうなる?――電通調査
自社の変化に対する従業員の意識について確認するための調査結果です。