自社提供のOSSプロダクト関連情報などを掲載

NTTデータがOSSポータルを開設

2008/01/29

 NTTデータは1月29日、NTTデータグループが提供するオープンソースソフトウエア(OSS)の情報を集約したポータルサイト「NTTデータグループ・オープンソーススクエア」を開設すると発表した。商用システムで実績があるOSSを紹介していく。

 NTTデータグループは、2004年からこれまでに「PostgresForest」(ポストグレスフォレスト)、Ajaxフレームワーク「マスカット」、運用監視ツール「Hinemos」(ヒネモス)、セキュアなLinux環境を実現する「TOMOYO Linux」など、OSS関連のプロダクトを公開してきた。同社は今後、NTTデータグループ・オープンソーススクエアを通じて、OSS導入システムの開発をサポートする情報を提供していく。

 具体的には、NTTデータグループが提供するOSSの概要や適用事例、関連サイトなどの情報掲載をはじめ、OSSプロジェクトの活動やリリース情報、関連イベント・セミナーなどの情報を紹介していく。また、NTTデータグループに在籍するOSS開発者の紹介も行う。

 この発表に合わせて、2007年に公開したアプリケーション開発基盤「TERASOLUNARフレームワーク」の第2弾として「TERASOLUNA Batch Framework for Java」、「TERASOLUNA Server Framework for Java(Rich版)」をOSSとして公開する。

 TERASOLUNA Batch Framework for Javaは、NTTデータのJavaバッチ処理アプリケーション用フレームワーク。開発言語であるJavaだけでなく、フレームワークレベルでオンラインアプリケーションとバッチアプリケーションを統合して、生産性、保守性の向上を高める。

 TERASOLUNA Server Framework for Java(Rich版)は、Spring Frameworkをベースに拡張したサーバフレームワーク。業務アプリケーションで重要となるデータベースアクセス制御、ログ出力、例外処理などが自由に構築できる部分を規定しているほか、XML電文通信などのリッチクライアント向け機能を提供する。

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(@IT 西村賢)

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