全国99.3%のカバーエリアの広さで訴求

ウィルコム、データ定額を3880円に大幅値下げ

2008/02/19

 ウィルコムは2月19日、データ通信カード向け新料金プラン「新つなぎ放題」を3月21日から提供開始すると発表した。月額3880円(税込み)で、1x〜8xパケット方式に対応した通信サービスを定額で利用できる。ただし、同社が提供する「PRIN」などISPサービスとの契約が必要で5.25円/60秒などの接続料が別途必要。PRINの上限額は月額1575円。

 利用するカードによって対応する通信速度は異なり、最大で800kbpsのデータ通信が可能。これまで同社は最も高速な8xパケット方式に対応した定額データ通信サービス「つなぎ放題[PRO]」を月額1万2915円で提供しており、大幅な値下げとなる。

 大幅値下げに踏み切った背景には、都市部を中心に2007年3月にイー・モバイルが開始したHSDPA方式の定額データ通信サービスが順調に加入者数を伸ばしていることがあると見られる。同サービスの最大通信速度3.6Mbpsまたは7.2Mbpsで月額4980円と競争力が高い。電子通信事業者協会(TCA)の発表によれば、2008年1月のイー・モバイルの加入者数は23万8500人で、1カ月間の純増数は3万2600人。一方、同期間のウィルコムの純増数は9500人となっている。

 ウィルコムは、全国に99.3%とカバーエリアが広いことや、基地局1つ当たりのカバーエリアが小さく、多くのユーザーが利用する状況でも安定した通信が可能であることなどを訴求していく。同社は2008年12月に総務省から交付された事業者免許に基づいて、2009年には次世代PHSサービスを開始する予定。次世代PHSでは20Mbps前後の通信速度が実現すると見られる。

※記事初出時、直近1カ月のウィルコムの契約者数増減について純減と誤記がありました。正しくは9500契約の純増です。読者ならびに関係者の方々にご迷惑をおかけしたことをお詫びして訂正します。

(@IT 西村賢)

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