グーグルらと業界団体を設立
ヤフーとMySpaceもOpenSocial支持へ
2008/03/26
米ヤフーと米MySpaceは3月25日、グーグルが提唱するSNS向けAPI群「OpenSocial」を支持すると表明した。同時に3者は、今後もOpenSocialをコミュニティベースのオープンな規格とする目的で業界団体「OpenSocail Foundation」を設立することで合意した。
OpenSocialはSNSとWebアプリケーションを結ぶプラットフォームとなるAPI群で、OpenSocialに対応したSNSであれば、異なるSNSに対してでもOpenSocial対応のWebアプリケーションが提供できるようになる。
MySpaceはOpenSocialに対応する「MySpace Developer Platform」の提供を開始した。2008年3月にはSNS大手の米hi5もOpenSocial対応プラットフォームを用意するなどOpenSocialを鍵としてSNSとWebアプリケーションの相互運用性が高まりそうだ。OpenSocialへの対応を表明しているメンバーは、Engage.com、Friendster、hi5、Hyves、LinkedIn、Ning、racle、orkut、Plaxo、Salesforce.com、Six Apartなどで、その会員数の総計は5億人以上にのぼると見られる。日本でもmixiがOpenSocialへの対応を表明している。
SNSをWebアプリケーションをホストするプラットフォームにする戦略は、2007年5月に米Facebookが「Facebookプラットフォーム」として開始。それに追随する形で米グーグルは2007年11月に「OpenSocial」を発表。オープンさを武器に徐々に支持を取り付けてきた。
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