大幅な改訂を受け、不支持から支持へ
MSオフィス文書フォーマットがISO標準として承認
2008/04/02
国際標準化機構(ISO)は4月2日、マイクロソフトのオフィス文書フォーマット「Office Open XML」がISO標準規格として承認されるのに必要な票を獲得したと発表した。標準化承認の投票では各国代表による投票で全体の3分の2が賛成であることと反対が4分の1以下であることが求められる。2007年9月の第1回目の投票では賛成53%(棄権9を除く32カ国中17カ国)、反対26%(69カ国中18カ国)で、いずれの条件も満たさず標準化が見送られたが、2008年2月にスイスで行われた規格修正を目的とした会合の場で大幅に仕様が改善されたことを受け、反対から賛成に回った国が多かった。日本の代表も反対から賛成に票を変えた。3月29日に締め切られた投票の結果は75%が賛成、14%が反対となった。
Office Open XMLは2006年12月にISOとは別の国際標準化団体「ECMA」(European Computer Manufacturers' Association:ヨーロッパ電子計算機工業会)で「ECMA standard 376」として標準化済み。その後、ECMAからISOに提出され、約1年4カ月を経てISO標準となることも確定した形だ。
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