ケアブレインズ、Sugar CRMの導入を拡大

大手重工業のIHI、オープンソースCRMを採用

2008/05/13

 米Sugar CRMの正規代理店、ケアブレインズは5月13日、総合エンジニアリング企業のIHIが、他社製CRMソフトウェアからオープンソースソフトウェアのSugar CRMにリプレースし、CRMを再構築したと発表した。

 Sugar CRMは、オープンソース開発コミュニティをベースに開発されたCRM製品。IHIは2004年から他社製CRMを使用していたが、コストパフォーマンスとカスタマイズの自由度において課題が発生。Sugar CRMはパートナー企業の技術力が高く、サポート体制に問題がないこと、ソースコードが入手でき、自社でも運用可能な点で安心感が高いことなどから導入に踏み切ったという。

 リプレースは従来のシステム保守費用の範囲内で完了。システムを使用する原動機事業部では、機器の運用状況から個人の作業項目まで、各種メンテナンス業務に必要な情報を、メンテナンス担当者のPC画面にすべて表示可能となり、各人の作業優先度を容易に把握できるようになったという。また、UIの機能向上により、ユーザー部門の要望にも迅速に対応可能となった。今後は営業担当にも利用を拡大するほか、ほかの事業部門でもSugar CRMの導入を検討しているという。

 なお、ケアブレインズは6月1日付けで「オープンソースCRM」に社名を変更する予定だ。

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(@IT 内野宏信)

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