普通に電話がかけられるように……
小型軽量のスマートフォン「WILLCOM 03」発表
2008/05/26
ウィルコムは5月26日、小型軽量とデザイン性を追求したW-ZERO3シリーズの後継機「WILLCOM 03」(WS020SH)を発表した。シャープとの共同開発で、最新のWindows Mobile 6.1日本語版を搭載する。表示面からボタン類を排したフルフラットサーフェイスが特徴で、状況に応じてダイヤル時向けのテンキーと矢印キーの2種類のボタンが入れ替わるイルミネーションタッチを採用する。
ワンセグチューナーを内蔵。液晶ディスプレイは3インチ、480×800ドットのモバイルASV液晶。連続通話時間は6時間、連続待受時間は約420時間。オートフォーカス付きの内蔵カメラは有効画素数が約200万画素。
ウィルコムストアで購入した場合の価格は6万3120円。2年契約割引(2万7600円)と分割支払いを利用した場合、1カ月の実質負担額は1480円(24カ月で3万5520円)となる。
記者会見で挨拶したウィルコム代表取締役社長の喜久川政樹氏は「WILLCOM 03はW-ZERO3シリーズの集大成で、完成形に近づいた」とアピール。スマートフォンユーザーの不満が強かったサイズや重量、消費電力について改善したほか、通話、メール、ウェブの3点で特に機能を強化したという。
ケータイとしての使い勝手も向上した。新ホームメニューを採用し、使いたい機能をタッチ操作で選択できるようにした。かな漢字変換にはケータイShoinを採用する。また、使い勝手に難があった電話帳に代えて、新電話帳アプリケーションを搭載した。「これで普通に電話ができるようになりました……、これまでの機種で電話ができなかったわけではありませんが」(喜久川政樹氏)。
メールとウェブの使い勝手も改善した。Gmail、Yahooメール、OCNなどプロバイダを選択してユーザー名とパスワードを設定するだけですぐにPC向けメールも利用できる。
フルブラウザとしてOpera Mobile 9.5を搭載。操作時以外はメニューバーが自動で隠れ、一覧性が向上したほか、見たい部分をダブルタップすることでスムーズな部分拡大ができるようになった。また、Flash Lite3.0の採用により、Flash Ver.8相当の表示ができるようになったという。
このほか、文章をカメラで撮影してテキストデータとして保存できる「コラムリーダ」や「名刺リーダ」、「クイックメモ」や電子辞書ソフトなどを搭載する。
USB端子や赤外線通信、Bluetoothも内蔵。プロセッサにはMarvell PXA270 520MHzを採用した。通信機能は、PHS(PHS高度化通信規格W-OAM対応)と無線LANのIEEE802.11b/g準拠。PHS通信では、24時間使い放題の音声定額プラン「ウィルコム定額プラン」と、データ通信を定額でご利用できる「データ定額」が利用できる。
ついにPHSもおサイフ機能に対応へ
ウィルコムは同日、WILLCOM 03のほか、より一般ユーザー向けの機種「HONEY BEE」で新色3色の追加を発表したほか、2009年春から開始予定の次世代PHSサービスの名称を「WILLCOM CORE」に決定したことを発表。また、2008年第4四半期からは端末のFeliCa対応を進め、ANA、JAL、Edy、QuickPay、モバイルSuicaなどを順次利用可能としていくと発表した。
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