ダウンロードには制限なし

OCN、1日30GB以上送信の個人ユーザーを制限

2008/06/25

 NTTコミュニケーションズは6月25日、インターネット接続サービス「OCN」で一定量を超える上りのデータ通信について、利用制限を設けると発表した。利用するアプリケーションの種類や利用方法は問わない。

 制限の対象となるのは個人ユーザーで、1日に30GB以上のデータをインターネットに送信している場合。Web閲覧やメール受信、ファイルのダウンロードなど受信側は制限の対象とならない。

 制限対象となった場合、まず同社が当該ユーザーに通告し、利用状況が改善されない場合には利用停止、契約解除を行う。8月1日からOCN光、OCN ADSLを対象に開始する。

 同社では「一部のお客さまが他のお客さまに比べて大量のデータをインターネットに送信することによって、回線帯域を占有される状態が続き、その結果、他の多くのお客さまの通信速度や通信品質が低下する事象が発生」していることを制限導入の背景としているほか、大容量データやコンテンツの配信を行うユーザーには企業向け接続サービスを推奨している。

 なお、同様の総量規制は、これまでにもIIJやhi-hoが導入しているほか、P2P対策として特定ポートの帯域制限などを行うISPもある。

(@IT 西村賢)

情報をお寄せください:

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ


- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

「Threads」が月間アクティブユーザー1億5000万人を突破 今後Xを追い抜くための最善策は?
Metaはイーロン・マスク氏率いるTwitter(当時)の対抗馬として2023年7月にリリースした...

Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき課題」1位は「ジェンダー平等」――SHIBUYA109 lab.調査
SDGsで挙げられている17の目標のうち、Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき...

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...