「JDA Enterprise Suite バージョン7.5.1」 日本語版を発表

JDA、総合アプリケーションベンダとして猛アピール

2008/08/18

 JDAソフトウェア・ジャパンは8月18日、「JDA Enterprise Suite バージョン7.5.1日本語版」を発表した。販売は7月から行っている。「JDA Enterprise Planning」「JDA Assortment Planning」「JDA Performance Analysis」「JDA Enterprise Knowledge Base」の4製品で構成し、全社予算計画から商品計画、品揃え計画、さらにパフォーマンス分析まで、一貫してサポートする。

 従来、単独のモジュールとして発売していた全社計画ソリューション、Enterprise Planningに、品揃え計画を支援するAssortment Planning、計画のパフォーマンスを分析するPerformance Analysisの2つを追加。さらに、単独モジュール、Enterprise Knowledge Baseの機能を強化した上で、それぞれを同一のアーキテクチャ上で統合・連携可能とし、Suite製品として発表した。これらは元Arthurの製品で、世界400社以上に導入実績があるという。

 全社規模の予算計画、商品計画、店舗別計画の立案や、予実管理を支援するほか、戦略計画をトップダウンで詳細レベルに振り振ることが可能。計画立案は、商品階層、組織階層、時間階層といった各レベル、組み合わせに応じて行えるほか、ボトムアップ計画との比較による計画の評価・変更も迅速に行えるという。また、計画立案と同様に、商品、組織、時間というあらゆる切り口で分析・評価可能なため、迅速・的確な意思決定に貢献するという。

 これらの機能は基本的にEnterprise Planningが備えてはいたが、Assortment Planningが、Enterprise Planningで立案した商品計画をベースに消費者志向の品揃え計画を立案したり、Performance AnalysisがEnterprise Knowledge Baseにアクセスして、商品計画、品揃え計画の計画達成度をモニタリングしたり、といったように、4製品の連携により、よりきめ細かな業務連携が可能になるという。4製品を1つのユーザー・インターフェイスで管理できる利便性も確保した。

 なお、同社ではユーザー企業の計画立案業務の問題点を抽出し、改善機会を分析・提案する「計画系業務診断プログラム」も提供。「製品導入による業務改善イメージを具体化させるとともに、期待効果を定量的に試算した上で、導入基本計画策定から支援する」としている。

(@IT 内野宏信)

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