試作機を展示

NTTドコモ、“セパレート携帯”で新提案

2008/09/30

 9月30日に開幕したIT・エレクトロニクス総合展示会「CEATEC」でNTTドコモおよび富士通は、入力デバイスと表示デバイスをそれぞれ切り離せる端末をデモンストレーション。来場者の注目を集めている。

 “セパレート携帯”の商品コンセプトは、表示デバイスと入力デバイスを切り離して自由な配置で使える、というもの。切り離したデバイスは磁石で好きな方向にくっつけることができ、縦位置、横位置など配置の自由度が上がる。入力デバイスは一種のソフトウェアキーボードとし、電話、メール、ゲームなど利用目的によって適切なレイアウトのものを表示する。

 富士通が展示するのはモックアップと説明図による「セパレート携帯の可能性」だけだが、NTTドコモは実際に動作する試作機も用意。表示デバイスと入力デバイスはBluetoothでデータの送受信をするという。

 両者とも製品化については未定という。NTTドコモはこのほか、端末にDLPプロジェクタを埋め込み、2メートル離れた壁に30〜35インチ相当のハーフVGAの映像を映し出すケータイプロジェクタの試作機などを展示している。

sep01.jpg 富士通が展示している“セパレート携帯”のモック。利用目的によって自由な配置、変化するキートップというのが新コンセプトだ
sep02.jpg NTTドコモが展示しているセパレート携帯のモック。2つのデバイスは磁石でくっつき、従来のように折りたたみ式のように扱うこともできる
sep03.jpg NTTドコモが展示しているセパレート携帯の試作機。デバイス間はBluetoothで接続されていて通話も行える

関連リンク

(@IT 西村賢)

情報をお寄せください:

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ


- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

トランプ氏勝利で追い風 ところでTwitter買収時のマスク氏の計画はどこへ?――2025年のSNS大予測(X編)
2024年の米大統領選挙は共和党のドナルド・トランプ氏の勝利に終わった。トランプ氏を支...

AI導入の効果は効率化だけじゃない もう一つの大事な視点とは?
生成AIの導入で期待できる効果は効率化だけではありません。マーケティング革新を実現す...

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。