スマートフォンからのトラフィックの33%がiPhone
モバイルWebアクセスでもiPhoneが好調
2009/03/25
モバイル端末向け広告ベンチャーのAdMobは、同社が広告配信を行っている160カ国、6000媒体のアクセスを解析した結果を公表した。2009年2月のデータで見ると、スマートフォンのトラフィックのうち33%がiPhoneによるものであることが明らかになった。米国市場に限って見れば、スマートフォンのトラフィック全体の50%がiPhoneによるものと、iPhoneの伸びが堅調だ。
OS別シェアで見ると、iPhoneの伸びは圧倒的。全世界(対象160カ国)で見ると、2008年8月以降の半年で最もシェアを伸ばしたのはiPhoneで29%の伸び。逆にSymbianは64%から43%へと急激にシェアを落としている。
米国単体で見ればiPhoneのシェアは半年で10%(2008年8月)から50%(2009年2月)へと大幅に増加。ビジネスマンを中心に人気が高いBlackBerryを擁するRIMや、Windows Mobileは軒並み10ポイント以上のダウン。RIMが11ポイント減のシェア21%、Windows Mobileが17ポイント減のシェア13%となっている。
注目はAndroidが発売後3カ月で、米国のスマートフォン市場のシェア5%を獲得している点だ。まだ米国市場のみの現象だが、iPhoneを前にRIMやWindows Mobileが苦戦する中、健闘していると言えそうだ。
スマートフォンと呼ばれる端末ではなく、フィーチャーフォンと呼ばれるシンプルな端末でWebブラウジングをしているケースも多いが、徐々にスマートフォン利用が広がっている。2008年6月にモバイルアクセスのうち26%だったスマートフォンのトラフィックは、2009年2月には33%にまで増加している。
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