世界市場を視野に

チェンジビジョン、「JUDE」の名称を変更

2009/09/15

 チェンジビジョンは9月15日、ソフトウェア設計支援ツール「JUDE」の名称を変更すると発表した。名称変更と同時に価格体系を含めた製品販売戦略を一新、オフショア開発需用の増加を見越して、中国、インド、ブラジルでの販売強化を目指す。無償版、有償版を合わせて2010年度に累計50万ライセンス(有償版だけでは累計5万ライセンス)の登録ユーザー数を目標とする。

 新名称は「astah*」(アスター)。情報処理におけるワイルドカード「*」(アスタリスク)に因(ちな)んだ。

 名称の刷新に合わせて、製品ラインアップとそれぞれの価格設定に手を加えた。

 最上位エディションは、すべての機能を搭載した「astah* professional」。従来の「JUDE/Professional」に相当する。ユーザーライセンスは2万8000円(280ドル)だ。年間利用ライセンスも用意している。年間1万2000円(120ドル)。

 新エディションとして「astah* UML」を追加した。ライセンス保有が困難だった国でのニーズに対応して、年間利用ライセンスを5000円(50ドル)とした。UMLモデリング機能のほかマインドマップの描画機能を搭載している。

 無償版の「JUDE/Community」は「astah* community」となる。機能面の変化はない。

 「astah*」で描いたモデルをWebブラウザで閲覧できる「astah* share」は、サーバライセンスを従来製品「JUDE/Share」の4分の1である7万円(700ドル)に設定した。

 JUDEの登録ユーザー数は2009年3月現在で全世界35万2704人。このうち、日本のユーザーは全体の40%で、ブラジルの29%が続く。中国は4%。同社 代表取締役社長の平鍋健児氏は「(astah*)を世界で最も使われるソフトウェア設計支援ツールにしたい」と意気込む。

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