[Analysis]

ベンダーの戦略的Linux対応はこれから

2001/04/04

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 LinuxというオープンソースのOSは、ユーザーコミュニティからの支持、エンタープライズ向け機能の向上もあり、サーバ市場での高い成長が予想される。ガートナーによれば、Linuxを搭載したサーバが全出荷台数に占める割合は、現在の4%から5年後には14%弱になるという。

 各ベンダーは一様に“とりあえずサポート”を表明したが、対応の違いが明確になるのはこれからだろう。早くからLinuxに投資し、他ベンダーのLinuxサポートを牽引した感もあるのが大御所IBM。同社はサーバからノートPCまで幅広くLinux対応製品を揃えている。SGIも積極的だ。デルも比較的早くからLinux OS搭載モデルの販売を開始、国内ベンダーでは今のところ搭載ノートPCを発表した日立、16WayサーバAzusAでのサポートを行ったNECなどが目立つ。

 現在、Linuxの普及率が最も高いのがアプライアンス・サーバ分野。Solarisを有するサンでも、昨年末にコバルトを買収し、需要の多い同市場に応えた。出荷台数ベースで見るとUNIXを追い越すのは時間の問題ともいわれており、Windowsを脅かす存在にもなっている。各社のLinux対応を示すニュースと、発表資料をまとめてみた。

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