[Analysis]
10周年を迎えたVisual Basic
2001/06/25
それまでの複雑なプログラミングを変えたといわれる「Visual Basic 1.0」は、1991年5月に登場した。GUIを駆使し、Windowsアプリケーションを容易に作成できるこの製品の登場により、開発者の生産性は飛躍的に向上した。Visual Basicは、マイクロソフトにとってはWindows普及を盛り上げる重要な戦略的製品となった。同製品のユーザー数は数百万人とも言われている。競合製品となるボーランドの「Delphi」はその3年後に登場した。
それから10年後の今年6月19日、マイクロソフトは米・アトランタで開催した開発者会議「Tech・Ed 2001」にて、ビル・ゲイツ氏は「Visual Basic .NET」を含む「Visual Studio .NET」の最終ベータ版を紹介した。.NET構想の下、継続的に市場へ影響力を持ち続けようとするマイクロソフトにとって、.NET上で動くアプリケーションやWebサービスの開発を実現する同製品は、.NETを底辺で支える重要な製品となる。
日本では8月に「Tech・Ed 2001」が開催され、「Visual Studio .NET」の日本語版が配布される予定だ。
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