[Analysis]

XML対応を進める各社

2001/07/10

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 1998年2月にW3Cによって正式に勧告されたメタ言語XML(Extensible Markup Language)が着実に裾野を広げつつある。背景には、XMLがBtoB、Webサービスで重要な役割を担うことや、SOAPなど関連技術の標準化作業が進んできたことがある。

 当初から取り組みに積極的だったマイクロソフト、IBMは、マイクロソフトはBizTalkサーバで、IBMはWebSphereをはじめとした同社の幅広い製品ラインナップでXML対応を強化中だ。オラクルやサン・マイクロシステムズといった大手はみな、製品のXML対応を進めている。

 XMLの実用化に寄与しているのは、これら大手ベンダばかりではない。特にXMLサーバなどXMLに特化した製品の開発に関しては、新興企業や中規模企業の活躍が目覚しい。日本では、XMLに特化した企業として設立されたインフォテリア、アプレッソといったベンダや、富士ゼロックス情報システム、メディアフュージョンなどのSI企業がある。海外企業でも、米ウェブメソッド、米エクセロン、独ソフトウェアAGといった企業がXMLをベースに事業展開を図っている。

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