[Analysis]
Webサービスを恐れることはない?
2001/07/27
7月24、25日、横浜で「the WebServices Japan 2001」(主催:日経BP)が開催された。Webサービスにフォーカスしたイベントは、日本ではおそらくこれが初めて。昨年秋に大手ベンダ各社が一斉にいい始めた“Webサービス”、いよいよ実現に向けて動き始めたようだ。
ただ、開発者にしてみれば、「(Webサービスを)いつ始めたらよいのか?」「相互接続性は?」などの疑問はある。それに対し、“恐れることはない”とベンダは口をそろえる。同イベントのプログラムの1つ、ベンダが参加してのパネルディスカッションでのことだ。
その理由は、Webサービスは新しい技術を必要とするものではないからだ。技術よりもむしろ、これまでのビジネスを変えるという点でWebサービスは画期的だという。「Webサーバが登場したときと似ている。皆、何かおもしろいことができそうという期待感や興奮がある」(アイオナ 伊笹氏)。
パネリストたちは、むしろこれを機にエンジニアがビジネス的視点を持つことを推奨する。ITと経営が直結しつつある。「ITエキスパートが日本を活性化するキーを握っているといっても過言ではない」(IBM 大古氏)。
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