[Analysis]
Webサービス、次のステージへ
2001/10/30
10月23日、米国でサン・マイクロシステムズとマイクロソフトがそれぞれ、自社のWebサービスのアーキテクチャなどを大々的に発表した。昨年の9月に登場しその動向が注目されてきた“Webサービス”、戦いの場をアイデアレベルから実際のマーケットに移し、長期的・本格的な戦いに突入した。
両社のWebサービス・アークテクチャの名称だが、サンは「Sun ONE(Sun Open Net Environment)」、マイクロソフトは「The Global XML Web Services Architecture」と名付けた。プラットフォームとしては、サンは動作環境Solaris、開発環境Forte、Java技術、iPlanetアプリケーションサーバ群となり、マイクロソフトは、.NET Servers、.NET Framework製品群およびVisual Studio .NETとなる。
今回の2社の発表で重要な点は、Webサービス全体の技術面でのロードマップが明らかになったことだ。両社とも、Webサービスはまずはプライベートな形から始まり、N対Nの動的なWebサービスが実現するのは2〜3年後と見ている。これは両社のほか、オラクルやBEAシステムズも一致している見解で、ビジョンばかりがうたわれてきたWebサービスが、少しずつ具体化し始めたといえよう。
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