[Analysis]

10gを日本オラクルは追い風にできるか

2003/09/23

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 日本オラクルの業績が底を打ち、回復しつつあるという。業績が回復している理由はOracle9i Real Application Clusters(RAC)や、WindowsとLinux向けの「Oracle Database Standard Edition」を98万円(定価187万5000円)で提供するキャンペーンの好調さ、従業員の削減による固定費の圧縮、そして経済状況の好転などが挙げられそうだ。

 RACやキャンペーンが好調な状況から、顧客が求めているものが浮かび上がる。それは、価格が安く投資効果に優れた製品やソリューションだ。もちろん、日本オラクルが今年1月に発表した中期経営計画「Oracle Japan Innovation 2003」で実行していることも寄与しているのだろう。

 ここで思い出したいのは、先ごろ米・サンフランシスコで開催された「OracleWorld 2003」で発表された「Oracle 10g」だ。今後日本でも正式に製品発表があり、価格などのライセンス料金もいずれ発表されるだろう。その中で、日本オラクルがライセンス料金で何か仕掛けてくるのか、顧客に対して何か訴える戦略に出るのか。景気がよくなり自然と製品が“売れる”と考えるのか、いろいろな手を打ち、Oracleの市場シェア奪還を積極的に進めようとするのか。

 その判断によっては、Oracle 10gのリリース後、日本オラクルは市場から手痛いしっぺ返しを受けるかもしれない。同社のOracle 10gに関するライセンスがどうなるのかに注目したい。

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