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 盗まれたPCも4台に3台は回収の実績!

PC保護ソリューション「Computrace」の威力

2011/6/20

カナダに本社を置くAbsolute Software社が提供するサービス「Computrace」は、PCの盗難・紛失時の情報漏えい防止および資産保護のためのサービスである。2009年に東京オフィスを設立し、日本企業に向けたサービス提供も行っている。このComputraceは、業務で活用するノートPCを持ち歩く使い方をする企業ユーザーにとって、注目すべき機能群を備えている。紛失や盗難という最悪の事態に対して実効性がある対策を施すことができるのだ。

位置追跡や遠隔データ消去などPC保護に特化

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Absolute Software日本代表 田北幸治氏

 Computraceのサービスは、PCの資産管理、位置情報トラッキング、盗難・紛失時の遠隔データ消去、遠隔ロック、遠隔遮断、PCの発見・回収と各種のサービスメニューを備える。特筆すべき点は、PCを紛失したり盗難にあったりした場合でも、情報漏えいを防ぎ、さらにはPCを物理的に回収するサービスが充実していることだ。

 回収サービスを利用した場合、これまでの実績として盗難に遭ったPCの「3/4は回収に成功している」(Absolute Software日本代表 田北幸治氏)という。

 サービスの詳細を見てみよう。Computraceは「資産管理」サービスから出発している。サービスはSaaSの形式で提供されており、Webブラウザを利用して管理業務を行うことができる。管理対象のPCには、エージェント・ソフトを導入して管理する。サポート対象OSはWindows2000以降、Mac OS X10.3以降である。またWindows Mobile、BlackBerry、Symbian、Androidといったモバイルデバイスにも対応する。

 「位置情報トラッキング」サービスでは、WiFiアクセスポイントの情報などからPCの位置を特定し、管理画面の地図上で位置を表示できる。3G(第3世代携帯電話)モジュールを搭載するPCにはGPSが搭載されている場合が多いが、この場合はGPSを活用して詳細な位置情報を取得する。PCの紛失・盗難時であっても速やかにPCの所在を確認できるのは心強い。

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位置情報トラッキングサービスでは、WiFiアクセスポイントの情報などからPCの位置を特定し、管理画面の地図上で位置を表示できる


 「遠隔データ消去」は、遠隔制御によりPC上の全データ消去が可能なサービスだ。盗難・紛失時だけでなく、PCの廃棄やリースバックの際にデータ消去を行う場合にも活用もできる。遠隔操作でPCを使えなくする遠隔ロックの機能も備える。

 「遠隔遮断サービス」は興味深い内容だ。遠隔制御などにより、盗難にあったPCを起動しようとしてもハードウェア的に電源が入らないようにしてしまう。半導体とBIOSのレベルでPCに鍵をかけ、解除用のパスワードを入れない限り、いっさい機能しなくなる。「盗んだ人は、PCが壊れたと思うだろう」(田北氏)。さらに進んで「PCを持ち主に届けないと、逮捕される恐れがあります」といった警告メッセージを出すこともできる。遠隔遮断の指示はインターネット経由でPCに送るが、たとえ盗難されたPCがインターネットに接続していない場合でも、タイマー設定により一定時間が経過するとロックがかかるよう設定できる。いわば「時限爆弾」を仕込むことができるのだ。

 ハードウェアでロックが可能な遠隔遮断サービスでは、インテル製チップセットが提供する「インテル® Core™ vPro™ テクノロジー」の機能群の1つ、「インテル® アンチセフト・テクノロジー(インテル AT)」を活用している。インテル AT搭載の機種は、主要メーカーで選択肢は広がっている。インテルAT搭載機のステッカーも用意されている。「インテルAT搭載のPCは、盗んでも使えない」という知識が広まっていけば、ステッカーそのものが盗難防止に役立つ“抑止効果”にも期待できるようになるだろう。

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アンチセフト・テクノロジー搭載を示すステッカー

 

米国で盗難されたPCを、大阪から回収した事例も

 Absolute Softwareのサービスでも特にユニークなのが、「回収サービス」だ。紛失・盗難したPCを取り戻すサービスである。このサービスのために全世界で40数名が働いており、元警察官など犯罪への対応スキルを備えたスタッフを擁している。盗難にあったPCのキーロガー、スクリーンショット、カメラが搭載されている機種ではカメラ画像、ファイルのスキャンなど、遠隔地からPCの利用状況を調べ、回収のために活用する。通常、盗難に遭ったPCの回収率は約3%にとどまるが、この回収サービスでは、実に「4台に3台は戻る」(田北氏)という。

 回収の方法はさまざまだ。国際的な対応が必要となる場合も多い。例えば、UCLA(米カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の学生が使っていたPCが盗難に遭い、大阪府の男性が使っていたことが分かった事例があったという。これはネットで購入したPCが実は盗品だったという例だった。この事例では、盗品を購入した男性と直接連絡を取って話し合い、結果としてPCは元の持ち主に戻った。

 このような強力なサービス群を持つComputraceだが、国内ユーザーも多数登場しつつある。例えば、酒類・食品類の業務用および家庭用販売を行うカクヤスは、営業担当者が定期的に飲食店の得意先を訪問している。移動中に使うPCのセキュリティ確保のためComputraceを採用した。情報漏えいを防ぐソリューションとして、シンクライアントも検討したが、現時点では、コストと柔軟性の点で、従来通りPCが使える本サービスに軍配が上がったという。このほか、東日本大震災の被災者を支援するあるNPO法人で、被災地に配置するPC(合計1020台)でComputraceサービスを導入した事例がある。このような現場ではPCが盗難に遭うことが多いためだ。

 以上見てきたように、インテル ATを始めとする最新PCのハードウェア機能とComputraceサービスの組み合わせは、古い常識を覆す、手厚い資産保護を実現する。企業ユーザーにとって、情報漏えいのリスクを防ぎつつ、PCの利便性を活用するための有用なソリューションといえるだろう。

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